《出演》
ルキウス(隊長)/リシディス:朝霞 ルイ
ノルベルト(イタチ):谷 英樹
ラレ(リゼロッタ):祐妃 美也
ミュルテ:風祭 鈴音
メリア/リシディス:乃々雅 ゆう


公演映像ダイジェスト


光をも別つ国境(くにざかい)――
アスピスの化身が導く世界。
処刑台の様に項垂れる白いトネリコの樹。
煉瓦の壁のこちらでは、今日も砂が啼いている。

2009年上演作品の改訂版。
Les Miroirsのお送りする異色の幻想譚。



 

此処は「地の果て」
国境の壁は、白い巨木の如く世界を見下ろす…




イタチのような紅い髪、
戦場も都会も
僕の居場所では無いかもしれない。


遠くに林檎の樹が見える?
てっぺんの実を君に落としてあげる。



迫る黄昏を、姿無き贋作の太陽が眩ませる。
…白き砂塵と見紛うは、凍てた命の滴りよ。
永久に老いてざらついた肌を、砂の嘆きが衝き過ぎる。





 

壁の向こうから聴こえる、慰問歌手の唄声。
“私は戦場に人を探しに来たの…”



また明日も、
同じ場所で逢える?


 

私に神は不要だ、
もっともマルス以外の神はね…



豪奢な魔鏡に綴じたのは処女(おとめ)の憂鬱、
玉座に絡むアスピスの下卑た笑み。
呪われた松明のもとで、全ては去った筈だった…





もっと強くなれ、イタチ。
自分自身の為にも…






君はもう、
僕を待っていてはくれなかったんだね。




こんな争い、
いつまで続くのでしょう?





存在しない壁…
“ノルベルトは僕の名前だ、
君はロッタなのか?”

 



あなたは、隊長ではない…!



“壁”は崩れた。


 


帰り道を示している。

 




愛していると…

 


 氷に閉ざされていた
  トネリコの根が揺れ動き、

 


 兄に伝えてくれ、
 いつまでも貴方を、


 



君への言葉は、
そっと二人きりで、
“天使が聞き耳をたてているかもしれないから…”







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「震える砂塵 -Nocturne de L'ange-」
2014/04/18-20
Theater SHINE
*全5ステージ上演*

[脚本・演出] a-m.Lully
[舞台監督] 櫻木 バビ
[照明] アサト (トランス☆プロジェクト) [音響] 吉田 大輔
[作曲]takanotto/萩原 悠 [衣装] yukari [メイク] Hitomi
[美術] Louis.A/由林 [宣伝美術] Louis.A [劇団ロゴデザイン] 安蘭
[制作] LesMiroirs制作部/劇団三日月バビロン
[協力]劇団三日月バビロン/C7/劇譚*華羽織/
富樫 勘九郎(彩朧)/松井 真城(劇団参画自由)/冬月 戒/しゅう

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